神護寺の紅葉、と言えばゆったりとした時間と景観の中で見る京都の紅葉、として大変有名な観光名所中の名所です。自然あふれる景観は、見ている人々の心に何とも言えない風情を味合わせてくれます。季節折々の紅葉は、これまた絶景で緑の紅葉から紅色に変わる紅葉と、幾通りの紅葉を一年中楽しめます。神護寺の境内は、石段を登っていく過程でも一面紅葉に囲まれ、一歩一歩の景色が違った風景として目に飛び込んできます。なかには、石段と共に植えられた紅葉が、アーチのような役目をしている紅葉もあり、なかなか情緒あふれる景観です。
神護寺の正式名称は、高雄山神護寺(たかおさんじんごじ)と呼ばれ、794年鳴くよ鶯平安京と覚えた平安時代より、最高責任者・和気清磨が現在の愛宕神社の前身といえる愛宕山白雲寺と共に建てられたうちの1つが、神護寺と言われております。神護寺には、日本三名鐘として有名な「銅鐘」国宝と呼ばれる三絶の鐘が収められております。神護寺は、高雄山の奥深くに祭られており神護寺付近一帯は、平安時代よりその時間の流れが緩やかにながれてきた雰囲気が漂っております。観光客が多くなっても、昔からの石畳にはほぼ手を加えることなく現在も少々の修復のみで現状を保っているため、紅葉参拝の方々には急な石段を登っていただくような険しい山道がまっています。
神護寺へは、清滝川に架かっている朱色の高雄橋を渡ると急な石段が見えてきます。石段を15分ほど、紅葉の景色を拝観しながら上り詰めると桜門が見えてきます。高雄山山腹には、広々とした神護寺境内が見渡す限り、一面紅葉道で神護寺までを彩っています。最盛期の頃は、もっと紅葉に囲まれていたのでしょう。神護寺に近づくにつれ、紅葉や楓の色使いが真っ赤になり始めてきます。真っ赤な紅葉の石段を通り過ぎ、大師堂(重要文化財指定)が見えてきます。応仁の乱で焼け野原となった京都で、神護寺だけが唯一消失を免れた建物と言われています。